王子様少女とお姫様少年
番外編①
僕の初恋
「なぁ…姫路っていつから王子の事好きなの?」
「あー。俺も気になる。」
ーードカッ
「いった…姫路急に殴るなよ」
「神門が優ちゃんの事“王子”って言ったから殴ったんだよ?あー…事前に殴るって言っとけば良かった?」
「ひぃ…ごめん!ごめん!」
「てか、話せよ」
「チッ…しょうがないな。僕が優ちゃんを好きになったのはーー。」
四歳ぐらいの時だったかな?
「ゆうちゃん…」
「おい!どうしたんだよ!?」
この時、僕はまだ弱かったんだ…
「なぐられたぁ…ふぇ~ん」
「あっ!なくな!なくな!」