王子様少女とお姫様少年


「大丈夫です…」


俺は、見入ってしまった。


小3の俺でも分かるくらい綺麗だなぁって。


「ん。ウチ、八王子優季。お前は?」



「南雲海斗…」



「ふーん。海斗、お前男なら強くなれ?ウチの幼馴染はしょうがないけど」


「…うん。俺強くなる!」



そう、心に誓った。


空を見上げるといつの間にか、雨も止んで虹が見えていた。




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