王子様少女とお姫様少年

俺には、少しでも入る隙も無いんだな…って思った。


諦めよう、八王子の幸せを考えようと決心がついた


もう、とことん応援してやるよ。


そう思ってた時にちょうど良いのか、悪いのかわからないが…皆から注目を浴びてる奴がいた。


姫路夏憐だ。


多分、俺らが出掛けると聞いて偵察に来たんだろう。


相変わらず、八王子が好きだな…


そんなに分かりやすいのに、なんで“好き”って言わないんだ…?


幼馴染だから…近すぎるから言えないのか…?


じゃあ、嫌でも“好き”って言わせる“キッカケ”を俺が作ればいいか。
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