sweet
ど、どうしよう!
こんなイケメンに冷た〜い苺ミルクをぶっかけてしまった。
赤髪だし、きっとワルに違いない。
お母さん今までありがとう。
私は殺される。
そう思ったときだった。
「ふはっ」
上から楽しそうな笑い声が聞こえる。
「え?」
固く瞑っていた目を開ける。
「君、名前は?」
「き、如月まどか…です」
「知ってる」
「…」
何だコイツは。
知ってるんなら聞かないでよ。
って、私!こんな人にも知られてるなんて!何をやらかしたのだろう。
記憶にございません!
「へ、へぇー」
とりあえず何か言ってみる。