無口で冷たい俺のお姫様
思わず笑ってしまう俺。
だって可愛いだろ
とてつもなく!
『笑わないでよ……』
『ごめんね、でも可愛いなぁって思って』
『……っもう。そんなことばっかり……』
また赤くなるほっぺ。
思わず
『ひゃっ…』
触ってしまった。
どうせならこのままキスしちゃったり
したいけど。
それは流石に怒られそうだからね。
『麗子ちゃん可愛い、好きだよ』
『…わ、わかったから離して』
相変わらず、ツンツンしてる。
だけどこれって冷たいわけじゃないんだよね
ただ照れてるだけ。
そう思ったら余計に好きになる。
『あんたらね、少しはイチャイチャ控えなさい教室よここ』
頭上から聞こえる声に顔を向けると
沢木が、呆れ顔で立っている。
『いいだろ俺はいつでも麗子ちゃんラブなんだから』
『クラスのみんな知ってるわそんなこと。だけど流石にそこまでラブラブされると居づらくなるでしょみんな』