無口で冷たい俺のお姫様





『実はなぁ~麗子ちゃん俺に弁当作ってきてくれるんだよ!』



『……ほー』



『羨ましいだろっ麗子ちゃんに愛されてる気するだろ?』



『………まぁ、それはわかつたけどさ。でもよぉ?』



春希の言葉なんて聞いてるようで
いつもスルー。




だったんだけど



次の一言で俺は止まってしまった。




『久住から好きって言ってもらったことないじゃん』




好き?




いやいやいや、


おれら付き合ってんのよ?



好きの一言くらい……………。






あれ?



麗子ちゃんに言われてなくない?




< 108 / 123 >

この作品をシェア

pagetop