無口で冷たい俺のお姫様





『麗子ちゃん?』



俺の声にやっと我に返ったように
ぴくっと動いた体。








同時に、ボッと真っ赤になる顔。




え、えぇ?



どーした?




『大丈夫?麗子ちゃん』




『いいいきなり、ななにを、、、』




『落ち着いて落ち着いて!』



さっきまでバクバクしてたのが嘘みたいに


目の前でテンパッてる麗子ちゃんを
落ち着かせる。




とりあえずお茶飲もう


そう言ってお茶を飲む麗子ちゃん。




一気に飲み干す麗子ちゃんは


水筒を置くとハァーっ、と一息。






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