無口で冷たい俺のお姫様




そして放課後。



麗子ちゃんを待って一緒に帰る。




昼のことでまだ動揺してるのか


話をふってもしどろもどろな麗子ちゃん。





『麗子ちゃん。公園寄ろっか』




半ば強引に麗子ちゃんの手を掴み公園のベンチへ。



そして、話を切り出す


もちろん、昼のことと一緒の話を。



『麗子ちゃん。俺ね麗子ちゃん好きだよ?』




『へっ、あ、うん』




絶対、言わないんだよね


私も好きだよ


なんて。




『麗子ちゃんはどうなの?』




『えぇ、、』



あんまりそう言われないと



早かれ遅かれ



きっと壁ができると思うんだ。



気持ちなんて


言わなきゃわかんないだろ?





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