無口で冷たい俺のお姫様




『私、、こんなだから松浦君、めんどくさいかもしれないけど、、』




めんどくさい?



俺がそんなこと思うわけない。



どっちかって言うと


俺の性格のほうがめんどくさいタイプだと、、




『私は、、私は。』





ギュッと目を瞑ると



俺の手をガバッと掴む。



ぇ、えぇ?



いきなりのことで準備してなかった俺は
胸に衝撃が、、、







『和俊、、君が、、好きです!』






なにがあったんだ?



ってくらい麗子ちゃんは真っ赤で


涙目。




可愛いなぁ。



なんて思うけどそれよりも名前を呼んでくれた事
に対して、俺はすでに嬉しくて。



それにやっと待ってた言葉を言ってくれた。





掴まれてた手を



今度は俺が握り返す。




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