無口で冷たい俺のお姫様




『麗子ちゃん、ありがとう。』






そう言うと



ポロッとひと粒涙がこぼれる麗子ちゃん。




『和俊君、、和俊君、、和俊君!』




何回も名前を呼ばれ



ドキっとなる俺の心臓。



『はぃ?』



『、、、好きぃぃ、、、』




ドキューン、、、




駄目だ、、この子わざとやってない?




なんとか理性をギリギリ保たせて



『俺も好きっ』




そう答える。



麗子ちゃんは微笑む。



この笑顔がずっと見たくて頑張ってきて。



ようやく俺だけのもんになって。



好きだと言ってもらえて




もう一生分の幸せがきたんじゃないかって
くらいだけど



でも麗子ちゃんの幸せがもっともっと増えるように


もっともっと愛していこうとそう決めた。








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