無口で冷たい俺のお姫様



話を詳しく聞くと
一つ上の先輩らしく、この前から急に
アピールしてきたらしい。



俺、気づかなかったんだけど。



麗子ちゃんは断ってるらしいんだが
デートの取り付けをしてきたり
肩とか髪の毛を異様に触られたり


とまぁこんな感じらしい。



俺もぉ怒りの頂点達しそう。


俺だって半年間、触ったりなんか
したことねぇのに!



ってそんな問題じゃないか。


つまりは麗子ちゃんは嫌がって
困ってるわけだ、そこでしつこいもん同士
で麗子ちゃん大好きな俺なら動いてくれるだろうと


この沢木が提案して今に至ると。



『麗子ちゃんの為なら動きましょう』



『言うと思ったわ。ありがとう』



沢木はその先輩がよく現れる放課後に
クラスで待ってるから来てといい
隣のクラスへと戻っていった。



麗子ちゃんの一大事とは言え
放課後会える機会が増えたことに対しては
素直に嬉しかったり。


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