無口で冷たい俺のお姫様
『えーそんなこと言わずにさぁ楽しいからさっ
』
この先輩もめげないタイプ?
『だから嫌です。好きじゃないです』
はっきりとそう言う麗子ちゃん。
なんとも清々しい。
だけど全然効いてないこの先輩は
なんと、
俺の目の前で
大胆にも!!
麗子ちゃんの手を握りしめた。
はぃぃ。
俺もうダメ。
我慢の限界。
パシッ
繋いでるこの男の手を叩く。
びっくりしてる麗子ちゃんと先輩。
俺、超笑顔。
『何してるんすか先輩。何麗子ちゃんの手を握っちゃってんです?』
『は?お前なにし、、』
『麗子ちゃん嫌がってんでしょ。それにデート誘うってどんだけ馴れ馴れしいんですか』
『だから、お前なん、、、』
『うるさいですよ。あんたもう近づかないでくれません?しつこくしていいの俺だけなんです。これ以上しつこいと俺あんたのこと地の果てまで追いかけて嫌がらせしてやりますよ』
なにかを言いたげな先輩の言葉を遮り
止まらない口。