無口で冷たい俺のお姫様
俺だけの笑顔
『でよ〜、麗子ちゃんときたらそんなこと言ってくれてさー』
『、、、はいはい。それ今日三回目』
呆れたようにため息をつく春希。
そんなはの無視で俺はこの前のことを
話す。
だって、王子様だぞ?
あの麗子ちゃんが認めてくれたんだぞ?
俺ってやっぱ可能性あるんじゃねぇの?
って思っちゃうだろ。
『お前さぁその後の久住の態度相変わらずなんだろー?』
『え?あぁ、相変わらずツンデレさんだ』
尚更ひどくなった気もしなくはないが。
『お前ってめでたい奴』
『んー?』
『いーや、なんでも。てか、それからその先輩来ないわけ?』
『ん、多分もう来てないと思うけど』
なんも言ってこないし
多分あの感じもう来ないだろー。
来たら今度こそあの手を使い物にならない
くらいにしてやる。
『ふーん。あ、チャイムなる、、』
キーンコーンカーンコーン-
おしっ、来た昼休み!!
さっさと目の前の教科書を直して
弁当をサッサと平げる。
『お前、噛めよなぁちゃんと』
そんな言葉なんて聞き流して
空っぽになった弁当を適当にカバンへ直して
いざ、隣のクラスへ!
『麗子ちゃやぁぁん!お待たせっ』
『あら、松浦君。麗なら今職員室よ』
な、なんだと。
貴重な昼休みがなくなってしまうじゃないか
『いつ戻んの?』
『さぁ、プリント出すだけだしすぐでしょ』