無口で冷たい俺のお姫様



いつもどおり席に座ってる麗子ちゃん。




やっと、会えた麗子ちゃん。



昼休み会ってないだけでこんなにも
余計に愛しく思うなんて俺重症。



『やっと会えた麗子ちゃん!!』



『私は別に会いたいわけじゃない』



『俺はちょー会いたかった』




『、、、っ』



あれ、いつもと反応が。



いつもなら


『うるさい』



とか



無視するかなんだけど、、、



『麗子ちゃん?どーしたの?』



『別に!!』



あれ、やっぱおかしい。

俺なんかしたかなー、、、


『で、松浦君は放課後になんの用なの?』


かばんを持った沢木が
俺にそう聞いてくる。



なにってそりゃあ



『昼休み会えなかったから放課後話そうと思って』



これしかないでしょうが。



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