無口で冷たい俺のお姫様
『私は話すこと無い』
『いーの。麗子ちゃんが居てくれれば』
ニコッと笑って、
素直な気持ちを伝える。
居たくないなんて言われても
俺は気にしません。
『っ~、、、勝手にすれば』
『えっ!!ウソッ、、、いいの麗子ちゃん』
『あ、あんたに帰ってなんて言っても帰らないでしょ、、、』
まぁそりゃあそのとおりだけど。
でもなんか今日は麗子ちゃんらしくない。
まぁ、こんなこと珍しいし
俺としては嬉しいけどね。
『じゃあ私は帰るわよ?麗、しっかりね』
『かえで!!、、、もぉバイバイ』
沢木を軽く睨む麗子ちゃんは
ストンとイスに腰を降ろす。
うわ、、本当にいいんだ。
俺との時間作ってくれるなんて、、、
嬉しすぎるでしょこれ。