無口で冷たい俺のお姫様



『お姫様とか言い出すし、、、』



『麗子ちゃん、もしかして怒ってたの
おれがしつこいからじゃなくて照れ隠し?』




少し。



そんな気がして聞いてみる。




『て、照れ隠しじゃない。ただ、人がいる前でそんなこと』



うん。



照れ隠しだよねそれ。



そっか、



そっかぁぁ。



嫌われてたわけじゃないのかな。




『じゃあ、麗子ちゃんと二人きりの時だけ好きとか言う。』



『っ、そういうことじゃ』



『だって、俺のこと別に嫌いではないんだよね?』



あ、俺調子乗って聞いてしまった。




浮かれすぎて聞いてしまった。


これで嫌いとか言われたら一気に
天国から地獄。




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