無口で冷たい俺のお姫様
大きな一歩
あの奇跡的な麗子ちゃんの態度から
もう数日。
あれから俺は、
なにかが急激に変わるんじゃないか?
と思ってたわけだ。
だって、嫌われてないと分かり
俺に対して笑顔をくれ
あんな可愛い表情も見せてくれた。
だけども現実はそう甘くはない。
次の日、変わらずお昼休みに
麗子ちゃんに会いに行った。
もちろん、叫ぶのは自粛しましたとも。
でも
『なに?』
なーんて、相変わらず冷たい無口な対応。
俺一瞬フリーズしちゃいそうになったよ。
あれは夢だったのか?なんて。
まぁ照れ屋な麗子ちゃんだ。
もしかしたら照れ隠しかもしれない。
そう思って変わらず一方的に
喋り続けた俺なわけだが。