無口で冷たい俺のお姫様
ブーブーブー…………
ポケットに入れていた携帯が震える。
休み時間。
携帯を見たであろう麗子ちゃんからの返信が来た。
“いいよ別に”
っ!メールでも素っ気ない、
だかオッケーがでたことにホッとする。
送ったメールは
今日、一緒に帰ろう!
っていう内容。
待ちきれない時間を
なんとか辛抱して待つ。
長い授業とHRを我慢し、解散した瞬間。
隣の愛しの麗子ちゃんの元へと急ぐ。
ってもすぐだけど。
少し待つと麗子ちゃんのクラスも終わったのか
ぞろぞろと人が出てくる。
さぁ、俺よ。
今までの俺で麗子ちゃんに接するのだ。
はぁ。
緊張するなんてらしくねぇーー。