無口で冷たい俺のお姫様




本気ってつまり………



俺が本気で麗子ちゃんの事を好きか


ってこと聞いてるだよな?



それしかないよな。




『もちろん、本気だよ?』




『そ、そっか』




ん?



でもなんで今更そんなこと聞くんだろう。



うざいほど知ってるだろうに。




はっ、



まさか、まだ半信半疑だったとか?



麗子ちゃんの事、遊んでるとか思われてたのかな。




『大好きだよ!麗子ちゃん。』




『し、知ってる、、、声おっきい』



周りをチラっと見て、
オレンジジュースを飲み下を向く。



あ、やっちゃったよ。




周りの目が気になるからって叫んだり
人前でそういうこと言わないって約束したのに




俺としたことが……………。




『ご、ごめん』




『うん』





あぁ、気まずいぞ。




俺、一生の不覚だよ。





その少し気まずいままの空気が続き
俺と麗子ちゃんはカフェから出ることにした。



俺、今すっごく落ち込んでます。





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