涙の贈りもの







「そういえば、もう少しでテストね」



…えっ?



まぢですか?



「やっぱり。さとみ、あなたテストの事忘れてたわね?」



うぐっ。




「ど、どうしようっ!!」



「さとみ、前回のテスト、全部何点だった?」


「…国語は52点、理科は56点、社会は
54点、数学は38点、英語は…30点」



「…は?そんなにやばかったの!?」



「やっぱりさとみはバカだな。仕方ねぇ俺が教えてやるよ」


そう言ったのは隼人だった。



「まっ、まぢっすかぁぁっ!?」



「じゃないとお前、今回も赤点だろ」



え!


知ってたの!


それより!


どうしようっ!!


隼人に教えてもらえるとか神っ!


…じゃなくてっ!


緊張してあたまに入らないよ…
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