碧空に、華。


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「そうか・・・・・勝っちゃん、笑ってたのか――――」


「・・・・・はい」



弱々しく微笑む彼。


新撰組副長、土方歳三は涙を堪えるように、声を詰まらせていた。



戦況の悪化、相次ぐ仲間の戦死。


・・・・・沖田総司一番隊組長の、病死。


その報告を聞くたびに、目を見開き。


唇を震わせ、拳を握り締め。


そして、微笑み彼の表情。


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