う わ さ
【亜依Side】


自分が呪文を唱えてから私は、一学年の校舎にいた。


黒板に小さく書いてあった文字を読んだらここにいた。


みんなは何処?


左右どこにもいない…

携帯の時間を見ると
昼休みの時間。


「昼休みって一時間もないし」


ひと溜め息をついて
1年生の教室前に着いた。


「3年生だ!!呼び出し!?」

「うわ~ギャルだぁ」


なんて1年教室がざわめく。


呼び出しなんて中学生じゃないんだから
しないしね。


それに…ギャルになりたくてなったわけじゃない…。



広斗に似合う女になりたかったから。


広斗は昔からかっこいくておしゃれ上手で

それにくらべて
昔の私は、黒髪に
いつも二本しばりを
していてスカート
だって膝中間。
真面目っ子だった。


だから少しでも広斗に似合う女になろうと
ギャルになった。


心はまだ真面目のままだけどね。


 
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