う わ さ
やばい……
息が苦しい─…
よろよろしながら
やっとの思いで
図書室についた。
ガラガラ!!
ドアを開けると
誰もいなかった。
いつもなら沢山いるのに─…。
不思議に思いながら
うわさについての本を
探し始めた。
「う、う、うわさ…」
必死にうの段を探す。
ない…ない…ない…
違う…これも違う!!
似てるやつがあっても
うわさについての本はなかなか見つからない。
「やっぱりないか…
・・・・ん?」
俺が俯いた時、目に入ったのは…
"な"の段の
この学校の七不思議だった。