う わ さ
え───…?
ゆっくりと目を開けると目の前には……
亜依がいた。
「亜依……」
「広斗じゃーん!!
やっと見つけた…」
亜依はヘロヘロと
地べたに座り込んだ。
貴代子じゃなかったのはいいとして
これからどうするかだ。
「亜依。お前、目覚めた時どこにいた?」
亜依は俺の言葉に反応して、どこだっけ?とか言いながら思い出している。
「あっ!!1年生校舎!」
ポンッと両手を合わせて
ニコニコしながら俺に言う。