う わ さ
広美も椅子に座って
4人で輪になって座った。
「これから話すことは
ここの学校のことでぇ」
亜依が話し始めた。
「結構、昔にある"うわさ"が流行ったんだって。その噂はいじめられてた女の子の噂でぇ…その噂は酷いもので
"こいつは夜にオヤジとエッチしている"
"援助交際をしている"
"男と毎日ヤりまくっている"
とか、酷いことばかり。その子はもともと頭がよくて先生からも親からも期待されてて…
だけどね…その子は
その"うわさ"が先生達にも回ってきて
先生達もその子を軽蔑した目で見て
しまいには高校受験も落ちてしまったの…。
親も先生からも信頼を
なくしたその子は……
この学校の屋上から
自殺したのー……」