う わ さ




───カタン


「!?」


風もないのに物が揺れた。


「なにぃ?怖い…」


広美が最後をのばさず言うのは初めてだ。


─────カタン


また音がするー…


「な、なんだ!?」


和也もオロオロしている。

平然としてるのは
俺と亜依だけだ。



クチャー………



「キャァァァァ!!」


広美が叫ぶ。いや…叫んで当然だ…。


なぜならー…・・



黒板から…………




血の文字が浮き出てきたからー…


 
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