お隣さんはあなたがいいですっ!!!
ガチャッ
「あっ、夜にお伺いしてすみません。隣に引っ越してきた黒崎と言います。ご厄介になることあると思いますが、よろしくお願いします。」
これ、つまらない物ですが。と、黒崎は結衣に和菓子を渡した。
見るからには和風そうな八ツ橋のようだ
「それじゃあ、帰りますね。結衣。」
黒崎は清々しい笑顔でそう言い、帰っていった。
ガチャッ
「お隣かー、ご近所付き合いはスムーズに過ごさなきゃな」
そう言い、結衣いはさっきの挨拶のことを思い出していた。
え?
なんであの人、私の名前を呼び捨てで読んでるの?
あれ?
そもそも、名前教えてないはず......
怖っ!!??
明日、お母さんにでも電話して聞いてみよう
気持ち悪いような不安に包まれながら、結衣は眠りに落ちていった。