花咲く頃に


「てか、早すぎでしょ。」

うちが着いたときには、すでに伊藤くんはいた。

「まぁな。」

「で、話って?」

「…単刀直入にか…」

なに、その前になんか一言いるかな?
もう、最終門限ギリギリなのに。

「門限があるからね。」

さっき、全く話せなかったのに普通に話せてるよ。

「分かったよ。…おまえが好きだ。」
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