花咲く頃に
「だって、みんなの意見を尊重…するだろ?」
「う、まぁな。」
「そもそも、反対だとしても4対1だから多数決でどうせ負けるけどな。」
「ぃやったー!花火!」
瑠那のテンションがあがりまくってて少し怖いかも…
「やった。」
うちのテンションも確実にあがったんだけどね。
「そんなに…嬉しいものか?」
「えっ?」
小言みたいに呟いただけだった。
そんな声まで聞こえていたの?
「伊宮は、声がよく通るから。」