花咲く頃に

正直に言うと、小さい頃に行ったっきり、行くことは無かったから怖いけど。
何か乗り越えないといけない気がする。

「花火、大丈夫なの?」

瑠那、全てを知っているもんね。

「大丈夫だよ。それに、そろそろ克服しなきゃ。」

「…そう。」

腕にあった傷のことも。
正確には傷痕があるけど。

「じゃあ、早く食べよう。」

みんな、同じ事考えてるんだろうな。
もう一度バド出来るかな?

「うん。」
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