姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①

しかし、

「お前……傷の治りが遅いな」

エリアルは、冷静に言った。

セレナが、ぴくりと反応する。

「最近、食事してないのよ。
だからかもね……」

「へえ、馬鹿じゃないのか?

僕が来れば、体力を消費する事ぐらい分かってそうなのにな」
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