姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①

あまりに驚いたので、俺はとっさに足を確認した。

しまった、包帯巻いてる方だよ……!

だけど、足は特に激痛がするわけではなかった。

まあ、痛い事には痛いが。

よく見ると、扉は最初から壊されていた。

少し力を加えるだけで、簡単に外れるようになっていたようだった。


「……エリアル?」

もしかしたら、エリアルの仕業かもしれない……。
< 133 / 292 >

この作品をシェア

pagetop