姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
「あなたが……吸血鬼専門の、殺し屋?」
俺は、絞り出すように言葉を出した。
危うく、語尾を「ですか?」にしそうなところだった。
(こんな奴に敬語なんて使ったら…
…負け犬みたいじゃんか)
しかし、セレナは片眉を攣り上げて、
「はぁ~~?」
心の底から呆れた、というような声を出した。
(………え?)
俺は、絞り出すように言葉を出した。
危うく、語尾を「ですか?」にしそうなところだった。
(こんな奴に敬語なんて使ったら…
…負け犬みたいじゃんか)
しかし、セレナは片眉を攣り上げて、
「はぁ~~?」
心の底から呆れた、というような声を出した。
(………え?)