姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
ショックと痛みで、涙が目に溜まってきた。

だけど……駄目だ、今泣いちゃ駄目だ!!


でも、体は悲鳴を上げている。


しかしセレナは、そんな事お構いなしに、
次は俺の腹を蹴った。

それが何度も続いて、俺は腹や頭を最低限守るのに精いっぱいで、
されるがままになっていた。



だが、俺は転がりながら、場所を少しずつ移動していった。


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