姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①


そう叫んだ豊丸の手には、
もう俺のノートが握られていた。




くそっ……こいつ、いつの間に!




豊丸は、拳を突き出して親指を立てる仕草をした。



その先には、同じポーズをする委員長がいる。




……こいつらグルか!




豊丸はノートを抱えて走り出した。






「待ちやがれ!」
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