姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
人物の姿を目にした時、セレナはうろたえた。

「コレット…!……なっ何で、来たのよ!」


「ごめんなさい、セレナさん。

私、来るな、って約束破っちゃった……。

だけど、だけど……!」


「もう……言わなくても分かるんじゃないのか?」


セレナを受け入れてくれる人。

コレットさんはセレナに駆け寄ると、
泣きながら、「血が、血が」と訴えていた。



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