姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
「もう朝だわ。
……お終いね、体に力が入らない。
あなたもそうよね?エリアル……」
セレナは、大きく息を吐いて言った。
エリアルが頷いた。
吸血鬼は、夜に本当の力を発揮する。
ただし、それに反比例して昼間に弱体化してしまうというのは、
どうやら伝説通りらしい。
「何か、もうどうでもよくなって来たわ。
あなたの言った通り、本当に馬鹿みたい。
私、何がしたかったのかしら……」
……お終いね、体に力が入らない。
あなたもそうよね?エリアル……」
セレナは、大きく息を吐いて言った。
エリアルが頷いた。
吸血鬼は、夜に本当の力を発揮する。
ただし、それに反比例して昼間に弱体化してしまうというのは、
どうやら伝説通りらしい。
「何か、もうどうでもよくなって来たわ。
あなたの言った通り、本当に馬鹿みたい。
私、何がしたかったのかしら……」