姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①


「とにかく、これは僕にとって大事件だった。

……まあだからって、完全に血を吸わなくてもいられる、
ってわけでもないらしくて、

体を維持する為の最低限の血液を、小夜子に提供して貰っているけどね。


だけど、『食事』としての吸血の意識が無くなったのは、
事実かもしれない……。



ただ、日光はまだ気持ちが悪いけど、
曇りだったり雨が降っていたりすれば、

耐えられるように体が変わってた……」


< 211 / 292 >

この作品をシェア

pagetop