姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①


「はい……」



不意に、姉さんが微笑んだ。

その時、俺はやっと、
戦いが全部終わったんだ、という事を悟った。




(……ていうか、体中痛ぇ……)



俺は、その緊張が解けた空気で気が緩んだのか、
それともいい加減体が限界だったのか、



そこで一気に意識が飛んだ。



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