姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①


「そういやさ、お前灰にならないの?


今、昼間だけど」


「曇りだから平気さ。



一応、念のためにサングラスして来たんだけど…
…もう取っても平気かな?」




エリアルは、くいっとサングラスを取り、
胸ポケットに仕舞った。




「それにしても…
…心配してくれたんだ?」




エリアルが、意味ありげに呟いた。





「ばーっか。
早くこいつ灰にならないかなぁって思ったんだよ」






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