姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
そんな時、保健医が医師の説明から帰って来た。
俺は、その時保健医の瞳が、エリアルを見た瞬間に、
ハートになったのを見逃さなかった。
「あら……葉山君のお知り合い?」
白々しくエリアルに話しかける保健医。
……同時に、看護婦達の舌打ちが聞こえた。
「わたくし、保健医の水上由月と申しますの。
どうぞよろしく」
保健医はそう言うと、
でっぷりと肥えた手をエリアルに突き出した。
俺は、その時保健医の瞳が、エリアルを見た瞬間に、
ハートになったのを見逃さなかった。
「あら……葉山君のお知り合い?」
白々しくエリアルに話しかける保健医。
……同時に、看護婦達の舌打ちが聞こえた。
「わたくし、保健医の水上由月と申しますの。
どうぞよろしく」
保健医はそう言うと、
でっぷりと肥えた手をエリアルに突き出した。