姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
気を紛らわそうと思って、俺が新聞に手を伸ばしてると、
不意にエリアルが笑った。


「……何だよ?」




「いやこの前、




もし僕達の間に子供がいたら、何て名前にしようかとか、




お母さんと小夜子と僕で話してたらね……」



(ちょっと待てぇええええっ!!)




俺は、新聞を床に落とした。


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