姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①


「二人とも、もうすぐ出来上がるから、
テーブルの上、片付けて」


姉さんが、キッチンから顔を出した。


「はいはい、今行くよ」



するとエリアルは、
さっさとダイニングの方に行ってしまった。





「待てっ………て、ぎゃっ!」





俺は、エリアルを追おうとして急に立ち上がった所為で、転んだ。



あれ?何かこれもデジャヴ……。



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