姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
「姉さん、学校は……?」


「今日はテストだったから、午前中で終わりよ。
メール見てびっくりしちゃた。

大怪我なの?」



「メール……?
俺メールなんて打ってな…
…あ――っ!」




エリアルの仕業だった。



いつの間にか、エリアルは俺の携帯を、
あからさまにいじり回している。


俺は、知らない間に携帯をすられていた。





っていうか、今日これで二回目だし…!
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