姉さんの彼氏は吸血鬼 孝の苦労事件簿①
「気取りじゃなく勝ったんだよ。

吸血鬼人生にね。

思えば長かった…」


「うら若き乙女に、
手ぇ出してんじゃねえよじじい」


「まだたったの一回。


それも献血程度さ」



「なっ…てめえ姉さんを吸血鬼にするつもりか!?」





掴みかかろうとしたら、エリアルは簡単に避けた。




俺はバランスを崩してすっ転んだ。
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