告白 1&2‐synchronize love‐
昨日の夜のうちに、店長にバイトをしばらく休ませてもらえるよう、電話でお願いしておいた。
ヒカルにもそう電話して、恭一が現れて何か訊いてきても、何も話さないように頼んだ。
でも、
学校に来られたら、どうしようもない。
だって出入り口は、あの校門ひとつなんだから。
どうしたって、アイツと顔を合わせることになってしまう。
次はたぶん、逃げられない気がした。
体力的にとか、そういう意味じゃなく。
心の問題だ。
あたし自身が、本気で逃げたいと思っているかどうかの問題。
昨日、着信拒否を設定し、メアドも変更した時、実はすごく不安だったんだ。
これで恭一にあきれられるか嫌われるかして、このあやふやな関係も、完全に切れてしまうのかもしれないって。
そしていま、こうしてアイツが学校まで姿を見せてくれて、ほっとしている自分がいる。
そんな中途半端な自分にうんざりした。