告白 1&2‐synchronize love‐
「どういうこと? ってゆーか美緒、ちゃんと寝てる? すごいクマだよ」
ついでに肌の調子もボロボロなんだけどね。
寝ているかどうか。
答えはNOだ。
この三日間、まるで眠れていない。
眠ろうと目を閉じると、瞼の裏に忘れていたかった過去が蘇るから。
散々泣いて、もう涙は出ないけれど…。
胸の痛みは一向に弱まらない。
「ヒカル…あたし、恭一が好きなの」
ベッドの上に並んで座ったヒカルは、何をいまさら、という顔であたしを見た。
「そんなの知ってるよ」
「うん…」
「それで、深田さんが好きで、なにをそんなに悩むことがあるの? 彼女がいるから? でもあたし、そんな悲観的になることないよーな気がするんだけどなァ…」
「そういうことじゃなくて、ね。…全部話すから、聞いてくれる?」
一人で抱え込むにはつらすぎて、あたしはゆっくりと話し出した。
あの晩、恭一から聞いた、すべてを。