告白 1&2‐synchronize love‐
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結局四日も学校をサボり、五日目にようやくあたしは制服を着た。
準備を済ませてリビングに降りると、お父さんが朝食をとっているところで、あたしはテーブルにはつかずキッチンに入る。
「お弁当は?」
「できてるわよ」
お母さんがお弁当箱を包み、差し出してくれる。
「美緒、朝ご飯は?」
「いらない。お腹すいてないから」
「昨日の夜も食べなかったじゃない。どうしたの? ダイエットならお母さん、許さないわよ」
「ちがうよ、ほんとに食欲ないの。ごめん」
「風邪でも引いたんじゃないのか。熱は?」
お父さんが箸を置いてあたしに言う。
表情は相変わらずカタいけど、心配してくれているのがわかる。
「別に大丈夫だから。…行ってきます」
なるべくお父さんと目を合わせないようにして、家を出た。
お弁当まで残したら、無理やりにでも病院に連れて行かれそうだから、ちゃんと食べなきゃならない。
ユリたちに食べるの手伝ってもらおう。
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結局四日も学校をサボり、五日目にようやくあたしは制服を着た。
準備を済ませてリビングに降りると、お父さんが朝食をとっているところで、あたしはテーブルにはつかずキッチンに入る。
「お弁当は?」
「できてるわよ」
お母さんがお弁当箱を包み、差し出してくれる。
「美緒、朝ご飯は?」
「いらない。お腹すいてないから」
「昨日の夜も食べなかったじゃない。どうしたの? ダイエットならお母さん、許さないわよ」
「ちがうよ、ほんとに食欲ないの。ごめん」
「風邪でも引いたんじゃないのか。熱は?」
お父さんが箸を置いてあたしに言う。
表情は相変わらずカタいけど、心配してくれているのがわかる。
「別に大丈夫だから。…行ってきます」
なるべくお父さんと目を合わせないようにして、家を出た。
お弁当まで残したら、無理やりにでも病院に連れて行かれそうだから、ちゃんと食べなきゃならない。
ユリたちに食べるの手伝ってもらおう。