告白 1&2‐synchronize love‐
道の脇に原チャを停めていた恭一が、ゴーグルを上げて手を振る。
「おっつかれ~い! 今日バイトっしょ? 送ってくよ~」
「恭一…」
この男はいつもいつも…。
大学はちゃんと行ってるんだろうかと、親みたいな心配をしそうになる。
恭一はあたしの横にいた三上くんを見て、パァっとさらに笑顔になった。
「あっれー? キミこの前、美緒ちゃんが裏から出るって教えてくれたコだよねえ?」
「どうも」
三上くんは小さく頭を下げる。
あたしは向き合う2人の姿に、妙な気分になった。
「いやあ、あん時はありがとね! やっぱ美緒ちゃんの友だちだったんだ? 同じクラス?」
あの時はそうだったけど、いまはちょっと…いや、かなり違う。
ちゃんと言わなきゃ。
もう決めたんだから。
自分で、決めたコトなんだから。