告白 1&2‐synchronize love‐
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アルバイト中に、期限切れのお弁当やカウンターフーズの廃棄をしていて、いつも思う。

なんて贅沢な国にいるんだろうと。


「美緒、おなかすいてるのー?」


廃棄した肉まんを見つめてため息をついたら、横にいたヒカルにそう訊かれた。


「ちがうよ。なんかちょっと、むなしくなって…」

「ふぅん? …でさあ、話しの続きなんだけど。美緒はこれからどうするの?」


ヒカルには、すべて話した。

パパノエルのこと、三上くんのこと、それから…恭一としたことも。

ヒカルはバイト中だけど、何も言わず最後まで真剣に聞いてくれた。

それがありがたかった。


「まずは…恭一に、会わなきゃ」

「だよね。でも連絡つかないんでしょう?」


そう。

あたしは昨日の夜から何度も、アイツに電話をかけていた。

でも一向につながらなく、メールも返事がない。

携帯電話以外の連絡手段がないのが致命的だ。

あたしはアイツの家も、アイツの友だちの連絡先も知らないから。

兄妹なのに、おかしな話だ。

でも…

本当にあたしたちは、兄と妹なんだろうか。


「あー…そうだ! そのバンドのことを調べればいいんじゃない?」

「パパノエルのこと?」

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